FC2ブログ

タイム・トラベル 

★サイト★ 十月十日

「タイム・トラベル」 (完結) 作者 真木様

 「イングランドは古いアンティークの箱みたいなところだよ」
そう言ったイングランド人の友達、デニスの面影を求めて、智子はイングランドにやってくる。
 出迎えてくれたのは彼と正反対の兄、リチャード。
 古い時を行き来する中でみつける、静かなラブストーリー。(作者様紹介文)

リンクは作者さまの許可を頂いています。
<感想>

 またとても素敵な物語に出会えました。しずかで、そして切なくも穏やかなラブストーリー。

 主人公は智子という大学生の女の子。かつて彼女の家にホームステイしていた友達デニスの面影を求め、智子はイングランドへ向かう。そこで彼女を出迎えてくれたのは面影は彼と似ているけれど、性格はデニスとは正反対な兄リチャード。

 イングランドの地ではさまざまなものを見て触れて、かの地に接する智子。そしてそんな智子を穏やかに見守り、手を差し伸べてくれるリチャード。
 詳しくお話の内容は書けないんですけど、どうして智子がイングランドを旅することになったのかは物語の中で綴られます。

 私自身はイングランドへ行ったことはありませんが、この物語の読みながら目の前に智子が見ている風景が広がるようでした。彼女はただ観光をしていた訳ではなくーー、見るもの出会うものに、ある人の言葉と景色が重なっていって。過ぎてしまった過去はもう戻らない。けれど、いつだって振り返ることが出来る。そして今の自分に力を与えてくれることもあるー。

 智子が辿った旅路は、しずかなものだったと思います。けれど心が暖まりました。
 小さな扉をそっと開けて、智子と一緒に覗かせてもらったようなそんな気持ちにもなりました。

 この物語の中で語られていたのは人と人とのつながり、想い。智子の想いもデニスの想いも、そしてリチャードの想いも、みんなすごく胸に響いてきました。
 端々に現れる彼らの想いを受け取ったからこそ、智子には穏やかで幸せな時を過ごして欲しいなと思いました。

 色々書きたいんですけどネタバレになってしまうのでかなり我慢。デニスもとっても不器用な人だと思うし、リチャードもそう。旅の間は彼が案内をしてくれるけど彼のまとう雰囲気も素敵で、智子の前で見せる子供っぽさも可愛く、リチャードだからこそいいんだなという感想を持ちました。恋愛はほんのり。読みながら切なさで胸のいたみが止まらず、けれど読む手も止まらなくて最後まで夢中になって読ませていただきました。

 静かな恋愛物語をお探しの方、どうぞご覧下さいませ。おすすめです。

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://2008niko.blog75.fc2.com/tb.php/154-754e9024

skin presented by myhurt : BLOG | SKIN
  
copyright © 2005 ★おすすめオンライン小説紹介★ all rights reserved. Powered by FC2ブログ