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十二国記 「黄昏の岸 暁の天」 

黄昏の岸 暁の天(そら)〈上〉―十二国記 講談社X文庫―ホワイトハート
小野 不由美
4062555468

黄昏の岸 暁の天(そら)〈下〉―十二国記 講談社X文庫―ホワイトハート
小野 不由美
4062555506


 十二国記シリーズ六作目「黄昏の岸 暁の天」上下

 シリーズ六作目、舞台は戴国……そして慶国、様々な国の人間が入り乱れる内容の物語となっております。戴国では泰王・驍宗が登極してから半年が経った頃、謀反が起こり驍宗は行方不明、泰麒は襲われ麒麟の角を失い自ら蝕を起こして、再び蓬莱(日本)へと戻ってしまう。
 謀反の首謀者と思われる阿選により戴国は混乱の渦に飲み込まれ、妖魔が蔓延る中戴国の将軍である李斎が、慶国の王は泰麒と同じ蓬莱の生まれだから、戴を救ってもらえるかもしれないと、瀕死になりながら慶へと脱出した。

 重症を負ってまで駆けつけた李斎を、陽子は手厚く介抱する。助けたいのは山々だが、この世界ではこの世界での理があって、蓬山の女仙の長・碧霞玄君の助言を得て、各国の麒麟が協力しあって蓬莱で泰麒の捜索を行うことになった。
 そして泰麒の捜索は困難を極める……。
 この物語で、十二国の世界の「理」がよくわかるようになっている。まず今までこの世界では他国が協力し合って何かを為し得ることは無かった。それを行う方法を陽子は見つけ、実際に他国までを動かし(協力を仰ぎ)実行することになる。今まで出てこなかった他国の王と麒麟も出てくるし、そうそうたる顔ぶれが慶国へと集う。
 泰麒の奪還編となる作品で、捜索も簡単にはいかない状況だけれど他国の王と麒麟の登場が、少し場を和らげてくれる。今までにあまり描写の無かった他の十二国の国のことも知ることが出来て良かった。

 上下巻読んでも完全にすっきりするという訳でなく、今後の……戴国の行く末がとても気になる内容になっています。それはもう、もの凄く。この巻の後は短編集だから今の所本編はここまでしか出ていません。十二国ファンは、何年もずっと続刊を待ちわびている状態……でも、これからも待ち続けます。

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