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どこかの国の魔女 

★サイト★   よもぎの森

「どこかの国の魔女」 (完結) 作者  よもぎの森 様

 魔女見習いの主人公は、その日もいつものように自分の部屋で魔法探求をしていたはずだった。けれど、何か違和感がある。
 その家では、他に3人の魔女たちと一緒に暮らしていた。
 魔女たちが自分の名前を呼ぶのだけれど、何故か、自分の名前が聞こえなくなっていて……。
<感想>

 ファンタジー!普段私が紹介しているのとは、少し雰囲気が違うもののご紹介です。
 内容的には児童向けファンタジーのようなんですけれど、そうではなくて。では何だと言う感じなんですけれど、面白かったです。こちらのサイト様、小説が何種類かあるんですけどあらすじが書いていないんです。今まで数多くの小説を拝見させていただきましたがあらすじが書かれていないものってあまり無かったんじゃないかなあ。正直少しでもあらすじがないと、どんな内容のものなのかわからないので敬遠する事もあるんですが、こちらのサイト様は雰囲気もとても良くて、それぞれの小説のページを開いてみると表紙となるTOPの絵がとても綺麗なんです。それで読み始めたらぐいぐい惹き込まれて止まらなくなりました。

 こちらは見習いの魔女さんのお話なんですけど、語りは主人公の一人称です。文章がとてもよくまとめられていて、読み易いです。自然に対する描写なども綺麗で、目の前にそれらが広がるような感覚で読ませていただきました。あらすじで書きましたが、主人公は自分の名前がわからないーそれが何故だかは、物語をの中で明らかにされています。彼女が感じる違和感の正体は……物語としてはそう難しくない内容ですが、どうなるんだろうという気持ちで読ませていただきました。

 ストーリーは真っ直ぐですがその中に描かれている出来事…魔女は全ての人間に受け入れられているような、そんな存在ではないと、触れられているその事が胸にひっかかりました。彼女に苦難も襲い掛かりますが、主人公の語りが明るいのでどんどん読み進めていただけると思います。こちらの物語は本を一冊手にとって静かに読み終えた…そんな感覚の物語です。なんだかよくわからない事を言ってますが^^;おすすめです。

 そして、この物語の続編で「悩める魔女思想」というのがありまして「どこかの国の魔女」を読まれましたら、是非こちらもお読みくださいませ。こちらも紹介したいのですけど、紹介文を書くと「どこかの」の方のネタバレをしてしまうことになるので、書けない^^;こちらも素敵なお話なんですよ!!胸がぽかぽか暖かくなるような。今はふたつの物語を読み終えた所なので、また他の作品もこれから読んでいきたいと思います。これらの物語を描かれている作者さまの世界がとても好きになりました!



 以下ちょっとだけネタバレ。読み終えた方で読んでくださる方は
反転してお読み下さい。


「どこかの国の魔女」は、最後に驚きましたねー
え、そういう展開なの?!と。結局ふたりの人間の意識が重なっていたという訳ですが「どこか」ではどちらの人間の性格が反映されていたんだろう。もちろんその時は本来の人間のものだったのか、多少は影響されていたのか。こちら側の世界の人間、キルが自分の戻るべき場所へ戻って来れたあとのあちらの世界での二人もどうなったのかとても気になる所です。

続編の「悩める魔女思想」もすごく良かった!何度か書きましたが雰囲気がとても良いんですよね。ハロウィン編とかも読んでてすごく楽しかった!描写がわかりやすく綺麗で。舞台は現代の日本らしいですが、電気も通っていれば乗り物が空を飛んでいる時代に、魔女の存在も認められている…。なんとなく、魔女の宅急便」を彷彿とさせるような世界感ですね。

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