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冷笑主義 

★サイト★  春眠堂
 
「冷笑主義」 (連載中) 作者 不二 香様

 時は中世暗黒時代。フランスの片田舎の大きく暗い森の前に、一軒の広大な屋敷がある。
 そこには一匹の吸血鬼が住んでいた。彼の名はシャルロ・ド・ユニヴェール。彼には陽の光も十字架も銀の弾丸もー
一般的に吸血鬼に有効とされるもの、その何もかもが彼には通用しない。
 死しても滅びることがない。はた迷惑な麗人シャルロ・ド・ユニヴェール、彼を中心として語られる数々の物語。
<感想>

 長編です。こちらのブログでは初めて紹介するジャンルと言いますか。ファンタジーなんですけれど、吸血鬼が出てきます。ゴシック、コミカルな所もあるけれどシリアスダークな物語。
 吸血鬼、何ていうか……管理人そういう系は少し苦手でして敬遠してたんですけれども、ふと気になって読み始めましたら、とっても面白いんです……!少々、流血表現があります。作者さまの紹介欄には記載されていませんでしたけれど、私にとってはもう十分なほどに。

 今まで私がダーク系のお話を紹介して来なかったのは、単純に苦手だったからで。戦いがあるような物語ならば多少の流血表現はあって当たり前と思いますが、あまり生生しいとこうちょっと……自分で言うのもアレですが想像力豊かな方ですのでリアルに想像して気分が悪くなってしまう人間でして。
 敬遠、してたんですけども……!お話、面白いんです。読んでみなくてはわかりませんね。思わずひぃ、と悲鳴をあげてしまう表現なども多々あって、その度に読むのを中断したりしつつでも続きが気になって。一日一話ずつとか(笑)二週間近くかけて読んでました。
 恐怖に慄くとかとはまた違う。何て言ったらいいのか、思わずぞっとしてしまうような場面は多々あると思うんです。けれど所々にあるコミカルな部分がそれを緩和しつつ、読者をぐいぐいと引き込んでいく。

 舞台は中世、実際にあった歴史的事実も物語に織り交ぜながら作者さまの世界が繰り広げられています。とても奥深い。ただのファンタジーではない……色々と考えさせられました。
 内容は「短編シリーズ1」 「中篇」、そして再び「短編シリーズ2」へと続いていまして、シリーズ1はまだ比較的コミカルな部分も多かったのですが中篇は大分シリアスなお話。そして短編シリーズ2が今連載中です。
 見目麗しい、吸血鬼のシャルロ・ド・ユニヴェール。彼の中にある冷酷さは読んでいて時折心が冷えましたが彼にも色々あるんですよね……。そして彼に仕えるお屋敷のメイド、パルティータ。最初は普通に面白いメイドだなーなんて思いながら読んでいたのですが彼女にも秘密が。その他にも個性溢れる面白いキャラクターたちが多数登場します。

 何気ない日々の日常は穏やかだけれど彼らにはそれぞれの役割があり、物語は少しずつユニヴェールについて語られていきます。こういった雰囲気のお話が好きな方であればもう大いに楽しめると思います。一話完結型だから読み易いし!私も読んでみなくてわからないなとしみじみ思いました。
ご覧になられる方、是非「冷笑主義」内にあるGalleryもご覧下さいませ!もう見目麗しいどころか秀麗すぎて、「ギャー!」と叫んでしまいました。うつくしすぎますよ。ええもうビビリます。こちらのイラストのおかげでさらにイメージが沸いてすごく参考になりました^^

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